会長・岡﨑洋一郎初めてのブログ【永遠の友、C・W・ニコルさんありがとう】

皆さん、こんにちは。

いつも私たちSHUーHOUSEのブログを見てくださりありがとうございます❤️

第一日曜日ブログ担当の岡﨑紫津子です。

今日は会長に頼まれて、『初めての会長ブログ』を代筆させていただきます。

初めての会長ブログは、先日お亡くなりになったニコルさんとの想い出を綴ったものです。

少し、長くなりますが、もし宜しければご覧ください。

 

************

アファンの森は、新緑に向けて草木が萌黄色に芽立ち、花の季節を迎える頃・・・。

2020年4月3日、突然ニコルさんの訃報を知った。

二ヶ月が過ぎた今も悲しみと悔しさを噛み締める。

何時も穏やかに話していた姿が浮かんでくる。

いつの日か、アファンの森を訪ねよう。

風そよぐ木立の中を歩き、可憐な野草の花傍で腰を下ろそう。

目を閉じると大きな体のニコルさんが笑顔で現れる。

時を忘れて、心ゆくまで彼と語り合いたい。

誇り高き日本人、永遠の友、C・W・ニコルさん。

ありがとう。

岡﨑洋一郎

 

************

コロナ対策で、令和2年5月はステイホームということで、今までとは全く違ったゴールデンウィークになった。

日本だけではなく、世界中の新型コロナウィルスの情報が毎日、新聞やメディアで報道され、1日も早く収束させるべく政府やその他の多面的な対策が主導された。

ゴールデンウィークの「G・W」という文字を新聞で目にするたび「C・W」と重なり心が締め付けられた。

30年あまりの親交が続いたC・W・ニコルさん。

大きな体、優しい瞳、紅潮した顔、酒を飲んでは熱く語り合ったこと等、想い出は尽きない。

私が捕鯨銃や猟銃のミロク製作所に勤務していた関わりからニコルさんと最初の手紙のやり取りが始まり、その後、ミロクの工場を案内した。以来30年余り、肩の張らない親交であったように思う。

土佐室戸では、勢子船(鯨捕り)の古式捕鯨で栄えた歴史があり、その絆で「キラメッセ室戸 鯨館」が開設され、ニコルさんは名誉館長を務めた。

又、夏季大学講師や、その他の講演等でも幾度となく来高されたが、その都度案内し、充実した時間を共に楽しみながら親交を深めることができた。

特に、初めて連れて行った私の小さな孫娘にも、大きな体で優しく馴染んでくれました。今でもその時の様子が、鮮やかにそして懐かしく思い出されます。

ニコルさんは、イギリスの南ウェールズに生まれ、17歳でカナダに渡り北極や野生生物調査、捕鯨調査等で知られています。

他にも日本での活躍ぶりは皆さんも周知のことと思います。東京での著書出版、そして日本国籍を取得。自然を愛し、自然を受け止め「日本の森の本来あるべき姿と環境づくり等、充実した生活を日本の子供達のために創りあげたい」と情熱を燃やし、生き生きと活躍の場を拡げて行きました。

「アファンの森10周年パーティ」には、室戸のキラメッセ当時より友人の多田運さんと西日本科学研究所の近自然河川工法で知られる福留修文ご夫婦等と参加し、楽しい記念写真を残している。

私は1939年2月生まれ。ニコルさんは1940年7月生まれで、1歳半ほど彼が後輩である。

4年ほど前、私が胃がん、彼が初の腸の初期がんの手術を受けたが、その時はお互い励まし合って養生。その甲斐あって共に体も順調に回復し、健康を取り戻した。

忘れもしない、2017年7月15日(土)室戸で二人が再会。嬉しくてお互いが全快を祝いあって思いっきり3日間を過ごした。恒例の「土佐室戸捕鯨船競漕大会」等のイベントにも参加。潮の香りを胸一杯にした私たちは青年のように高揚し、楽しく最高の交流ができた。

令和元年10月30日(水)東京にて<心に木を植える>と題した講演があり、社会人として東京で働く孫娘が喜んで参加し、ニコルさんと久しぶりの再会。その時、「令和2年のG・W頃に、家族でアファンの森と黒姫のニコルさんをぜひ訪問したいと父が言っている」と伝えたようだ。

このプランを孫娘たちと共に楽しみにしていたが、今年になり予期せぬコロナウィルスで状況が変わり、《期待のプランの延期もやむを得ないか・・》と思っている最中、突然のニコルさんの訃報に驚愕し、本当に心が滅入った。

この思いがけない別れは辛く淋しいが、溢れる程の思い出を残してくれたことに心より感謝している。

あらためてニコルさんとの写真や手紙、私の拙文等からピックアップしてみると、30余年間ためていた中には見つからないものもあり、思うように揃わず残念だが、この貴重な手紙や絵葉書等を整理しながら「大好きなニコルさん」との交流を幾度となく振り返っている。

令和2年5月15日 記

(この他にもまだまだたくさんのニコルのサイン入り著書は宝)

************

以上、会長からでした。

会長からこの手記を受け取って、今、読みながらブログに記していますが、会長の胸の内を知り、私まで淋しい気持ちが増してきました。同時に、ニコルの残してくれたたくさんの想い出がとてもかけがえのない、有り難い時間だったとあらためて感じています。


大好きなニコルと高校生の頃の娘

************

長文になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。

初めての会長ブログは少し淋しくもあたたかくもあるものでしたが、又会長も登場すると思いますので楽しみにしていてください♪

 

最近のブログ

アーカイブ
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
TOP
資料請求 無料相談 Instagram LINE登録
/* イメージマップ(クリッカブルマップ)用コード */